ボディメイクとは?ダイエットとの違いなど
柔道整復師の資格を取得し身体のことについて学びつつ、自身でもボディメイクの大会に出場した経験を活かして、現在パーソナルトレーナーとして活動中のYuyaです!
今回の記事について
・ボディメイクをしたいけれどやり方がわからない
・理想の身体はあるけどほんとになる?
・何から始めてどれくらいでやればいいの?
こういった悩みを解決できる記事になります。
というのも私は今まで悩みを抱える1000人以上のボディメイクを担当した実績と経験があります。
コンプレックスに悩み、考えるのが辛いという方々から「あなたを選んで良かった」というお言葉をいただいた、その”ノウハウ”を伝授していきます。
こちらの記事前半では「ボディメイクとダイエットとの違い」、記事後半では「ボディメイクを行うことによって得られる自身の変化」について書いています。
この記事を読み終えた頃には、どうやってボディメイクをスタートしゴールまで持っていくのかという「ボディメイク方法」について理解のできる状態になります。
▼ダイエットとボディメイクはそもそもなにが違うの?
このコーナーでは、ボディメイクをされている方達が一度は考えた事のある「ダイエットとボディメイク」の違いについて解説していきます。
【ダイエットとは】
理想の身体が現状よりも絞れた身体であれば、その身体を作るのに必要な食事制限やトレーニング(運動)を行い、コミットして行くことが大切です。
例えば「体重70kg→体重60kgにしたい」という場合で説明していきます。
今の体重よりも軽く、見た目をスラっと見せたいという目標を持つことは非常に素晴らしい事ですが、過度な食事制限をしてダイエットをされる場合、逆に健康を害してしまう場合があるので適切なカロリー摂取や内容の整った食事が必要となります。
【ボディメイクとは】
自分が理想とする身体に向かってトレーニングをする事はもちろん、ピラティスやヨガなどのあらゆる手段を使い、健康的に身体作りをする。
主に、ダイエットの様に体重を落とすことに特化するだけでなく筋肉の増量や美しい身体のラインを作る、姿勢改善などもボディメイクの分類になります。
ダイエットというカテゴリーはそもそもボディメイクの中のうちの一つになります。
そして、ボディメイクの要望で多いのは
「筋肉をつけながら絞りたい」というパターンです。
これは、筋肉量を増加させる事や運動習慣を整える事はもちろん、ダイエットで最も大事と言われる食事のコントロールも必要で、数値的な変化というよりは見た目を重視したものになります。
ボディビルの大会選手などが良い例です。
【おすすめのダイエット方法】
- 脂質制限ダイエット(ローファット)
その名の通り、脂肪をカットしてダイエットをする方法になります。
糖質をエネルギーとして脂肪燃焼を促し、筋肉が極端に削ぎ落とされたりする事なく、ダイエットを進められます。
糖質は1gあたり4kcalに対して、脂質は1gあたり9kcalあります。
上記のgに対するカロリーバランスによって他のダイエットよりも、食事の量がたくさん摂れることは食べることが好きな人や甘いものが好きな人には向いている傾向にあります。
ただし、糖質を摂取するため血糖値の上がりを数値化した(GI値)には注意が必要で、玄米やさつまいも等の根菜類で血糖値が上がりづらい食品を活用することがかなり大切になってきます。
具体的な方法としては三大栄養素のバランスを
「タンパク質:30% 脂質:20% 糖質:50% 」のバランスがいいとされています。
ちなみに、女性の場合は脂質を極端にカットし過ぎると、男性よりもホルモンバランスの偏移から便秘になりやすかったり、抜け毛が増えたりと美容健康面上に及ぼすリスクが高くなるので特に注意が必要です。
- 糖質制限ダイエット(ケトジェニック)
こちらは脂質制限とは違い、糖質をカットして脂をエネルギーとして脂肪燃焼を促していきます。
身体は糖質をエネルギー源として活動していますが、この糖質の枯渇状態が続くと脂質を優先的にエネルギーへ変換し、脂質で代謝を回せる状態になります。
これを“ケトーシス”といい、脂質を優先的に使う状態へ身体の機能を変化させてくれます。
脂質を活用する分、お腹の満腹感は出やすいですが胃腸の負担が大きく、疲労しやすくなっているので内臓を温めたり、野菜をしっかり摂取するケアが必須になります。
糖質制限はカロリーがしっかり摂れず食事が苦手という方でも比較的簡単にカロリーが摂れるのでおすすめです。
短期集中型ダイエットで、長期のダイエットは健康面上で支障が出やすいので、最大でも3ヶ月くらいが目安になります。
具体的な三大栄養素のバランスは
「タンパク質:30% 脂質:60% 糖質:10% 」が推奨されています。
- カロリー制限ダイエット
お話した3つのダイエット法の中ではおそらく一番抽象的になるでしょう。
三大栄養素のバランスを制限するわけではなく、カロリーだけを落とすダイエットになります。
身体の仕組み上、糖質か脂質をエネルギーとして脂肪を燃やす上記のダイエット方法2つに比べて、カロリー制限ダイエットはその名の通りカロリーだけを制限するだけなので簡単で手っ取り早くはありますが、身体や数値の反応は出づらく、短期集中でダイエットする方には不向きな傾向があります。
長期ダイエットとして行ったとしても、カロリーを落としすぎると身体がエコモードに入ってしまい変化が全然出なくなってしまうので注意が必要です。
▼今日からボディメイク
【姿勢改善】
ボディメイクと聞くと、まずトレーニングというイメージが強いと思いますがそもそも、トレーニングやストレッチを行う前にその運動が「痩せる、絞れる」といった“恩恵”が受け取れる身体が必要です。
特に骨盤や股関節周りは身体を動かす上で基盤となっているので、お腹周りの深層にある筋肉(インナーマッスル)が衰退して動きが悪くなると身体の軸も不安定になってしまい、関節が可動できる範囲が狭くなってしまいます。
どんなに強度の高いトレーニングをして筋肉がついても、深層の筋肉が弱いと身体の形が歪になってしまったり、トレーニング中に怪我をしてしまう可能性も高くなってしまいます。
ウエイト(重り)を持った時に身体がブレないくらいの正しいフォームが取れるよう、深層の筋肉を鍛えてからウエイトトレーニングをすると、ボディメイクの成果は大きく異なってきます。
そこでフォームを安定させるために必要なのが姿勢になります。
姿勢が丸まっていると目的の部位に力が入りづらくなったり、部分的に機能が悪くなり一部に大きな負担をかけ、怪我を引き起こすこともあります。
アスリートが怪我する時に多いパターンです。
【食事制限】
ボディメイクにおいて食事は一番大事な部分になります。
どんなにトレーニングを頑張っても、食事の内容がジャンクフードばかりの状態やお菓子などが多いと減らしたい体脂肪も減らないどころか、むしろ脂肪が増えてプロポーションが悪くなってしまいます。
食事が整った上でトレーニングをすることで美しい身体を作り、その成果が自分の目で見てもわかるようになると、メンタル面もやる気が高まるのでとても大事な部分になります。
「おすすめのダイエット方法」でも触れた通り、糖質を摂るのか、脂質を摂るのかを選択した中で、ダイエットや筋肉を増やすなどもできるとかなり身体のバランスは良くなります。
ダイエット法に沿って正しく食事を摂取して自分の身体の変化を楽しんでいきましょう。
【トレーニング】
もちろんボディメイクにおいて、上記でも触れましたがトレーニングはマストで必要な工程になります。
トレーニングは筋肉を増強したり、脂肪を燃焼させて女性であれば綺麗で美しい身体、男性であればかっこよくたくましい身体を獲得するための手段です。
トレーニングをせずに、身体を大きくしたくないからという考え方や、あんなにムキムキになりたくないからという人は多くいますが、自分の目的あったトレーニング設定をすれば、理想から離れるような身体になる事は基本的にないです。
むしろ、どんどん理想に近づくことができます。
僕も元々は、”ムキムキになりたい”などはなく、ただ痩せたいと思う一心でトレーニングをしていましたが食事制限と有酸素運動だけで落とした時とは比べ物にならないくらい良い変化がありました。
食事制限だけをして運動をしないのは身体作りとは言いづらいので、まずは目標を設定して基礎を学びながらトレーニングをしていきましょう。
▼ボディメイクの基礎
ボディメイクにおいてまず身体の仕組みを知ることが重要です。
それは単に筋肉一つ一つを覚えなさいということではなく、どんな食事をしたら体重が落ちるようにできているのか、逆にどういったものを食べた時に体重が増加して動きづらくなるのか、という身体の反応的な部分を覚えることが大切です。
誰かのことを知ろうと思った時、たくさん質問をすると思いますが、トレーニングを通じて自分の身体に負荷という質問をした結果、身体からの返事がどう出るかで自分の身体を知ることができます。
ネットで出回っている情報だけが100%ではないので、自分だけにあったボディメイクの仕方を生み出して楽しくトレーニングをしていきましょう!
▼まとめ
ボディメイク初心者の方でもできる内容がたくさんあったと思いますが、いかがだったでしょうか?
時間の作り方や仕事が忙しくてできないという方も多くいらっしゃいますが、僕が担当させていただいているお客様はトレーニングを行い始めて、身体の調子が向上した、トレーニングをした方が日頃の生活が楽で動きやすい、長年痛めていた部分が痛くなくなったという方が9割ほどです。
まずは一歩めとして、食事を整えて身体の調子を確かめてみること、軽い運動から始めて徐々にトレーニングに入ってみるのはいかがでしょうか!
自分だけの理想の身体を理想だけで終わらせず現実にしていきましょう!